Mac上でWindows 8をEFIでBootさせる方法

Boot CampWindowsは動くのですが、Windowsを動かすためにBIOS環境を作り出すせいか、Bootするのに異常に時間がかかりますよね。30秒くらいの待ち時間があって、それからWindowsがBootし始めます。

一方、Windows 8ではMacと同じEFIでBootが可能という情報もあったのですが、どのようにInstallするのか、情報もないし、時間もなかったので、諦めていました。ゴールデンウィーク中にトライしたところ、以下の手順でうまくいくことを確認しました。

<準備> Macのデータをバックアップした上で、以下の3つを用意します。

  1. Windows 8のUSBのBoot Drive (Boot Campアシスタントで作成)
  2. 同上のUSB、ただしBoot後にCommand Promptに入れるもの(私はWindows 8プレインストールの回復ドライブを使用)
  3. Mountain LionのUSB(作成方法は有名なので省略)

<内蔵ドライブの準備(まっさらにします。すべての情報を消します)>
Optionキーを押しながらMacを起動し、Windows 8のUSBを選択し、Command PromptからDiskpartを起動し、以下の手順で準備。

  1. list disk
  2. select disk 0
  3. clean
  4. convert gpt
  5. create partition efi size=256
  6. format fs=fat32 quick label=EFI
  7. create partition primary size=51200 [OS X用のパーティションの大きさで、この例では50GB = 51200]
  8. create partition primary [残ったサイズがWindows 8用]
  9. exit

<Mountain Lionのインストール>
Optionキーを押しながらMacを起動し、Mountain LionのUSBを選択し、最初にディスクユーティリティで上記で作ったパーティションMac用に変更し、OSをインストールする(特に通常と変わらず)

Windows 8のインストール>
Optionキーを押しながらMacを起動し、EFIを選択(USBではない)し、Windows 8をインストールする(特に通常と変わらず)

<注意点>
Macに入っていた情報はすべて消えてしまいますから、バックアップは必須です。
Windows 8Boot Campコントロールパネルから、Mountain Lion起動への変更は問題ないのですが、Mountain Lion側からはWindows 8に変更できません。Optionキーで起動して選択する必要があります。

<追記2013年10月14日>
Macbook Air 2013モデルにインストールしてみました。
訂正は、Mountain LionのUSBは不要でした。Option-Command-Rで起動すれば、インターネット経由でMountain Lionがインストール可能です。
Windows 8.1のRTM版をインストールしてみましたが、なぜかWi-fiのドライバーが入りません。あえてBootCampのDrivers\BroadcommにあるBroadcomNetAdapterWin8x64.exeを実行する必要があります。